反ミーム部門を解説する

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SCP解説

解説すると言っても概要は多くの方が知っていると思うし,もしかしたら「反ミーム部門は存在しない」や「ファイブ・ファイブ・ファイブ・ファイブ・ファイブ」を既に読んだ後かもしれない.この解説は主に反ミーム部門の概要,構成員,関連ファイルの順番に並べていく.

反ミームとは

まず君は,「反ミーム」という概念について知っているだろうか?.知っているなら読み進めて貰ってかまわないのだが,「反ミーム」を知らない場合この解説を読んでも正直理解できないと思う.言ってみれば「難解な数式」や「夢の内容」だ.他者と共有するのが難しかったり,自分でもすぐ忘れてしまうようなもの.これらは強制的に伝える「ミーム」とは逆の「反ミーム」という性質を持つわけだ.

勿論それらは異常でもなんでもないただの性質だ.(ここを勘違いしないでおくれよ).しかし,中には異常な反ミームが存在する.その例がSCP-055SCP-2256だ.彼らは自身の情報を他者に伝えさせない.難しいだとか覚えているのが大変だとかではない.それ自体が認識することを阻害するのである.例えばSCP-055は,見ることも触ることも可能だが,それが一体何なのか覚えていられないし伝えることもできない.そのためそれが何なのか全くわからないのだ.

反ミーム部門とは

異常な反ミームについては多少は理解してもらえたと思う.そんな異常な反ミームを収容する財団の部門こそが「反ミーム部門」だ.反ミーム部門の職員はその異常の性質から非常に優秀な財団職員が多く勤務している.その特徴を示すのが次の1文だ.

この部門の職員は勤務一日目の能力でもこれまで通りにやっていけるわよ。(反ミーム部門ハブ「反ミーム入門」より)

反ミームオブジェクトは記憶に大きく関連する分野だ.勿論職員が記憶を奪われてしまうこともあるだろう.(反ミーム入門)それでも最大限の能力を発揮できるのが反ミーム部門の職員なのである.反ミーム部門の職員は初日から完成しているのだ.いくら記憶を失っても彼らは職務をこなすのみである.

ちなみに「反ミーム部門」というと基本的には反ミーム部門ハブのことを指すが,他の反ミームオブジェクトの報告書にも度々登場している.

人物構成

マリオン・ホイーラー(ハッチンソン)

反ミーム部門主任.O5-8を上司に据えている.反ミーム部門ハブ最初の主人公.SCP-3125との対決の末,反ミーム爆弾を起動する.詳細はまた.

アダム・ホイーラー

マリオンの夫でヴァイオリニスト.マリオンはアダムの事を忘れていた.反ミームに対する耐性を持っており,そのおかげでSCP-3125の難を逃れた.反ミーム部門ハブ第二の主人公.詳細はまた.

リン・マーネス

財団の反ミーム部門創立者.財団に来る前はアンシンカブルズという財団の前身組織で反ミームについて研究していた.既に定年退職し,現在90歳近いおじいちゃんだった.最後にマリオンにSCP-3125について伝え,死亡することになる.その後機動部隊オメガ-0 “アラ・オルン”のリーダーとして活躍.

バート・ヒューズ

SCP-3125の収容ユニットを作成した反ミーム部門の博士であり収容設計士.アダムと共にSCP-3125を無力化する.

ポール・キム

マリオンの部下で反ミーム部門で10年以上働いているベテラン.SCP-3125の一角であり,今まで多くの職員を殺してきたアラステア・グレイに記憶を奪われるも記憶のない状態でグレイを撃退する.その後SCP-3125に汚染され,マリオンを刺そうとし返り討ちに合う.

エリ・モレノ

新しく入った反ミーム部門職員.非常に優秀であるとマリオンに太鼓判を押されるほどだったが,人形の反ミーム実体に殺害される.

その他職員たち

実は反ミーム部門全盛期は4000人ぐらいいた.SCP-3125に殺されたり,手先に殺されたり,なんかよく分からんままに消滅したり,ちなみに最終的に反ミーム部門は壊滅した.

関連ファイル

反ミーム部門ハブ

何度でも言うがこれをしっかり読み込めば反ミーム部門のことはほとんどマスターしたと言ってもいい.強いて言えばTaleや他の反ミームも抑えておきたいところだが,それはこれを読んで気になったらで問題ないレベル.四の五の言わずに読め.一応今後あらすじ形式でまとめる予定ではある.

ライセンス

CC BY-SA 3.0

Author: qntm
Title: SCP-055 – @@[正体不明]@@
Source: http://www.scp-wiki.net/scp-055
CC BY-SA 3.0

Author: qntm
Title: SCP-2256 – とってもノッポな生き物
Source: http://www.scp-wiki.net/scp-2256
CC BY-SA 3.0

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